望焼館(新穂高温泉・岐阜県)

新穂高温泉の入り口から、急坂を駆け上がったところに位置する、奥飛騨温泉郷の中の、新穂高温泉の中の、通称中尾温泉に足を伸ばしてみた。

この辺り一帯は、焼岳が真近に見えることもあってか、焼岳にあやかった名称の宿が多い。
この望焼館もその一つ。

小さな民宿で、部屋は5、6部屋程度だろうか。
1階の廊下は床暖房式となっており、いつもあたたかい。
廊下のきしみや扉の開閉時のギギギ〜っという音に建物の年代を感じる。
部屋には、奥飛騨の旅館によくある、茶色の箱状のがっしりとした暖房器具はなく、暖をとるには電気カーペットを使用するスタイル。寒い日にはちょっときついかもしれない。
窓からは、焼岳が望める。

さて、お風呂。
宿自体はこじんまりとして古めかしい感じの建物だが、湯が良かった。

内湯と露天があるが、露天は常時混浴となっている。
色々なサイトで貸切も可といったような表示を見かけたが、貸切はしてないとのこと。
男女別に入り口があり、脱衣所が設けられている。

驚いたことにこの露天、ご近所さんとの距離感がすごい。

なんともいえない開放感である。

内湯はこじんまりとした浴槽。

深さ400m程からの自噴泉らしい。

湯の感じは、無色透明で、若干のとろみを感じるか感じないかという肌触り、ほのかな硫黄臭。
内湯の方が、湯の力を感じられるように思った。
が、少々熱めなので、長くゆっくり入るには露天。
露天で長く湯に浸かっていると、体がじんじんと芯から温まっていくのが分かった。

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いい湯だねっと〜源泉掛け流し、加水なし、加温なし、消毒なしの本物の温泉に入りたい。〜

本物の温泉を求めて、日本全国津々浦々を旅した備忘録です。